2007年4月21日土曜日

「苦痛 快楽 機械的」 :イチロー、漱石


野球のイチローがルーチンワーク(routine work 決まりきった仕事)の大切さをいってます。

「ルーチンワークをしっかりやることが大切です。ルーチンワークをくずさずにやれるかどうかで、心の準備も肉体の準備も決まります

イチローの記録は、徹底した自己管理から、生まれたものです。ヒットを自由に打つためには、まず自己管理をというわけです。


ところで、大学を辞して新聞社に勤め、連載小説を書くようになった夏目漱石は、朝ペンをとるのが苦痛で仕方がなかったようです。

しかし、毎朝決まり切った時間に、書くことがなくても無理に机に向かい、ペンを取るとそのうちアイディアが湧いてきて、原稿を書き上げると、それが快楽に変わりました。

苦痛を快楽に変えるには、仕事を「機械的」にすることだと言っています。
  1. 機械的に仕事をする。
  2. はじめは苦痛
  3. 次第に快楽
の方程式です。


むずかしい仕事は、毎日定時におこなうことによって、むずかしさもヘリ、苦痛度もさがっていき、やがて苦痛が快楽に変わりはじめます。

本物の快楽は、苦痛を通さないと、得られないようです。